システムトレードを行うには、はじめにシステムを作る必要があります。
過去データーについて、ルール通りに取引をした場合、通算でどれくらいの収益となるかを計算し、検証するのです。
当サイトで利用しているツールは、プログラムで作ってあります。まずはそれを利用するのが良いでしょう。
自分のシステムを作りたいと思っても、一からプログラムを組むのは、経験者でないと難しいです。
そこで登場するのがエクセルです。
エクセルを使うと、誰でも簡単に検証を行うことができます。。
【過去データー】
各銘柄、指標の過去データーはYahooで調べられます。
http://table.yahoo.co.jp/t
【使用ルール】
システム化するルールは色々ありますが、ここでは「三連サインシステム」と呼ばれるルールで説明します。(臨時増刊号¥SPA 2005/12/15号の ”超簡単「システムトレード」で荒稼ぎ”いちのみやさんのシステムを引用)
「三連サインシステム」とは、
「陽線が3日続けたら、その次の日の寄り付きで空売り⇒大引けで手仕舞い」
「陰線が3日続けたら、その次の日の寄り付きで買い⇒大引けで手仕舞い」
という、シンプルな逆張り系のルールです。
【エクセル文法】
エクセルシートの作成に入る前に、エクセルの「IF文」を学習しておきます。
IF文は「=IF(条件,分岐1,分岐2)」のようにかいて、条件に合致していれば分岐1、していなければ分岐2を表示するという意味です。
セルの中に「=IF(A1>0,1,0)」と書けば、これは「セルA1が正ならば1、0以下ならば0を表示する」
と言う意味を示します。
セルの中に「=IF(A1>0,IF(B1>0,1,0),0)」と書けば、これは
「セルA1が正で、セルB1が正ならば、1」
「セルA1が正で、セルB1が0以下ならば、0」
「セルA1が0以下ならば、0」
と言う意味となります。分岐に、更にIF文を入れることにより、より複雑な場合わけをすることができます。
【エクセルシート作成】
まず、http://table.yahoo.co.jp/tより、システムを検証したい銘柄の過去データーを取得します。

ここでは、ソフトバンク(9984.t)のデーターを利用することにします。
表示された表を、ドラッグ&コピーして、エクセルシートにペーストします。ここでは2005/1/1から2005/12/27までのデーターをコピーします。

また、調整後終値(株式分割後の換算値)の列は消去します。
Yahooの場合、データーが降順になっているので、データー⇒並び替えで、キーを日付&昇順にして並びを逆にします。

これで過去データーの準備は完了です。
まず陽線ピックアップ用の列(1、2,3日目)を作ります。
G2に=IF(E2>B2,1,0) H3に=IF(G2=1,IF(E3>B3,1,0),0) I4に=IF(H3=1,IF(E4>B4,1,0),0)を入力
陽線が発生すると、「1」が表示されます。
次に、売りトレード、勝ち、負け列を。売りを仕掛けた時の損益を計算します。勝ち、負けを分けているのは、後で集計しやすくするためです。
J5に=IF(I4=1,E5-B5,0)、K5に K5に=IF(J5>0,J5,0)、L5に=IF(J5<0,J5,0)を入力する。

同様にまず陽線ピックアップ〜買いトレード、勝ち、負け列を作ります。
売りトレードの逆になるので、±を逆にするだけです。

次に損益、勝ち、負けの合計と、通算成績の計算をします。
S5 =J5+P5 T5=IF(S5>0,S5,0) U5=IF(S5<0,S5,0) V5=S5+V4

そうしたら、一列ずつドラッグして、全データーに対して計算をします。
最後に、一番下の行に合計欄を作れば完成です。

ラベル部分を、ウィンドウ⇒ウィンドウ枠の固定すると見やすくなります。

今回の例だと、年間通算で-30円。100株ずつの取引ならば、3000円+取引43回分の手数料が損失ととなります。
プラスにこそなっていませんが、適当にやった割には、ほぼプラスマイナス0に近い収支で、「サイコロ投資」の主旨には合っていると思います。
このように、エクセルでもIF文を駆使すれば、どんなルールでも検証が可能です。
勉強のためにも、オリジナルのシステムを幾つか構築してみることをお奨めします。
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